「ニコラ・テスラ*火力発電所」に於ける排煙脱硫プロジェクトへの円借款




ニコラ・テスラ火力発電所全景
左より黒澤JICAバルカン事務所長、角崎大使、ヨベチッチ市長、ジェリッチ副首相
2011年11月24日、オブレノバツ市「ニコラ・テスラ火力発電所」にて,
日本からセルビアに対して最初となる円借款の供与に関する協定に署名されました。この二国間協定には日本政府を代表して角崎大使が、セルビア政府を代表してジェリッチ副首相が署名しました。
同時に、黒澤JICAバルカン事務所長とマルコビッチ・セルビア電力公社総裁の間で借款契約の署名がなされました。
この他、署名式にはジェリコ・ヨベチッチ・オブレノバツ市長、並びにオブレノバツ市経済界代表ら多数が出席しました。
署名式の模様
この円借款の供与に関しては、2011年3月のタディッチ大統領訪日の際に、日本政府が意図表明を大統領に通知していた案件であり、総額282億5千万円がニコラ・テスラ火力発電所の排煙脱硫プロジェクトの為に使用されます。
この借款の利子は年利0.6%、返済期間は5年の猶予期間を含み15年と大変条件の良いものとなっています。
「ニコラ・テスラ火力発電所」は、ベオグラード市から西へ50km離れたオブレノバツ市郊外に位置し、1965年9月に造られた現在発電能力3,280メガワットを誇る南東欧地域で最大規模の火力発電所です。年間200億キロワットの発電力は、セルビア全国の発電量の約3分の1に当たります。主原料は石炭で、この発電所からの排煙には多くの二酸化炭素、窒素酸化物、硫黄酸化物などが含まれており、オブレノバツ市住民の健康だけではなく、首都ベオグラード市民にも影響を与えていました。今回の供与で住民の健康が守られ、環境が保護されるだけではなく両国の経済交流活発化やその他の分野での交流発展に寄与することが期待されます。
*火力発電所の名称「ニコラ・テスラ」はセルビアが生んだ偉大な科学者・発明家の名前に由来します。
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